2024年04月08日
NISAとiDeCoの違い
ブログ

さて、今日は「NISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)」の違いについてお話します。
細かい部分について説明していると文字が足りないので、
今日は「違い」について重点的に解説しますね。
■税金について
〇掛け金について
・NISAは掛け金についての節税効果はありません。
・イデコは掛け金が所得控除になるため、所得税・住民税の節税になります。
〇運用中の課税について
どちらも非課税です。
〇受け取り時の課税について
・NISAはいつでも非課税
・イデコは一括受取なら退職所得控除、分割受取なら公的年金控除になりますが、金額によっては一部課税されます
■流動性について
・NISAはいつでも、一部でも換金(売却)可能
・イデコは60歳まで受け取り不可
(50歳以上の方はご年齢や加入期間により61~65歳)
■掛け金について
・NISAは月100円~可能(ネット証券なら)
・イデコは最低月5,000円~可能。
■一時金での追加投資
・NISAは年間投資可能額までなら可能。
(積立投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円。合計投資合計1,800万円まで)
・イデコは一時金追加投資不可。
■運用の選択肢
どちらも証券会社、銀行等それぞれの金融機関により商品数は異なります。
・NISA
個別株(日本株・海外株)、投資信託(ETFを含む)
・イデコ
投資信託、貯蓄型保険、定期預金など。個別株は不可。
■相続時の受け継ぎ
・NISA
相続財産として遺産分割の対象。相続人が同じ金融機関にて証券口座を開設して受け取る(NISA口座の移行は不可)。
・イデコ
契約者が配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹の中から受取人を指定できる
■相続時の税金
・NISA
預貯金、株式、不動産など全ての財産を合算して計算される
・イデコ
500万円×相続人の数という一定の非課税枠あり
■どんな人に向いている?
〇NISA
・まずは少額から投資したい方
・60歳未満で使いたい方
〇イデコ
・所得税、住民税の節税をしたい方(所得が高い方)
・60歳以降まで引き出しできなくて構わない方
(ライフプランにおいて60歳未満の資産形成が他で賄える見込みがある方)
ざっとここまで簡単に違いを見てきましたが
いかがでしたか?
NISAもイデコもそれぞれ良いところはたくさんありますが、
全員に向くわけではありません。
あなたにとってはどうなのかをしっかり考えましょう!
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