2024年03月25日
マイナス金利解除
ブログ

今日はタイムリーな話題として先週火曜日に発表された「日銀のマイナス金利解除」についてです。
日銀は第二次安倍政権と黒田前総裁が政策を合わせ、大規模な金融緩和政策を行ってきました(銀行を通じて市場にお金をばらまいて景気を活性化させる)。
その大規模金融緩和政策の一種として「マイナス金利政策」というものがありました。
これは私たちが銀行に預金をするとマイナスになるわけではなく、
銀行が日銀に預金をしているお金の一部がマイナス0.1%となっていたのです(あくまで一部のみ)。
そして今回、3つの政策変更を発表しました。
- マイナス金利(-0.1%)を+0.1%へ変更
- 10年物国債金利を低く抑えるYCC(イールドカーブコントロール)の撤廃
- ETF(上場投資信託)の購入ストップ
まあ、小難しい話はあまり興味ないと思いますので、、、
これらが「私たちの生活にどう影響があるのか」をお話します。
A 預金金利
マイナス金利解除により、金融機関は200~300億円の利息を得ると言われています。
それにより?三菱UFJ銀行は3/21より普通預金の金利を0.001%から0.02%へ20倍引き上げました。
B ローン金利
〇住宅ローンの変動金利
マイナス金利解除までであれば既に借りている方はまだ上がらなそう。
年内、あと1~2回利上げがあるかも??
その場合は変動金利も上がる可能性があります!
〇住宅ローンの固定金利
既に借りている方は固定期間終了まで金利は変わりません。
ただし、これから固定金利で借りる方は現在より上がる可能性があります。
〇マイカーローン等その他
金融機関が独自に決めているローンについては上がる可能性があるでしょう。
C 株価
日銀がETFを大量に購入していたことにより、大して儲かっていない、期待されていないような企業の株も日銀が買い支えていたような状態となっていました。
今後は上場企業の中でも二極化が進んでくるかもしれません。
以上です!
大きな混乱が生じないように対策するというのは日銀がしきりに発言していましたね。
では、そもそも日銀はなぜこの時期にマイナス金利解除を含む3つの政策変更を行ったのか。
それは「賃金上昇(春闘の数字が良かった)と物価上昇(安定的にインフレ率2%が見通せる)の好循環が見えた」ためとのこと。
個人的に思うことは春闘はあくまで大企業であり、全労働者の7割は中小企業勤務です。
中小企業にどこまで賃上げが波及するかはまだわかりません。
物価も来年・再来年は下がっていくことが想定されており、
「安定的なインフレ率2%」は見えていないのでは?と思います。
従って、市場やローン金利にすぐに大きな影響は生じさせないとはいえ時期尚早なのでは?と思います。
もちろんそれが正しいかどうかはわかりませんので、
また今年の年末にでも答え合わせしましょう!
何はともあれ今後は金利上昇のためにしっかり貯蓄・運用頑張りましょう!
【住宅ローン】#住宅ローン相談#住宅ローンおすすめ#住宅ローン比較#住宅ローンFP#住宅ローンファイナンシャルプランナー#ペアローンリスク#ペアローンメリット#住宅ローン選び方#住宅ローン繰り上げ返済#住宅ローン頭金#住宅ローン借り換え#住宅ローン地獄#住宅ローン破綻#住宅ローン減税#住宅ローン金利#住宅ローン団体信用生命保険#住宅ローン見直し#住宅ローンアドバイザー#住宅ローン相談無料#住宅ローン団信
ARCHIVE
- 2025年3月
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2022年8月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月