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2024年02月05日

住宅ローン金利の上がり方

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さて、今週は「ローン(主に住宅ローン)」についてのお話です。





低金利がずーーっと続いてきた日本ですが、





今年はいよいよ4月ぐらいにはマイナス金利解除?





そして年内には1~2回利上げもあるのでは?と言われています。





つまり住宅ローンの変動金利上昇が視野に入ってくるわけです。





果たして金利が上がりやすい銀行はあるのか、銀行はどのようなメカニズムで金利を上げる決断をするのでしょうか。





それぞれの銀行は「何を元に(要因)金利の変動を決めるか」というのを重要事項説明書や約款等で公表しています。





この金利変動要因は主に4つに分かれます。






  • 短期プライムレート連動(短プラ)





主にメガバンク(三菱UFJ、三井住友、みずほ)、地銀(地域密着型の銀行)、住信SBIネット銀行などが採用しています。





短プラとは銀行が優良企業に対して融資を行う際の優遇金利のことを言い、この金利に影響を与えているのが日銀が決める政策金利です。





仮にマイナス金利を解除してもマイナスがゼロになるだけなので、





さらに利上げをした時に初めて影響が出てくるでしょう。






  • 銀行独自の判断





主にソニー銀行、楽天銀行、auじぶん銀行などのネット銀行が採用しています。





題名の通り、銀行が経営判断として変動を決めますので、マイナス金利解除・





利上げがあったから必ず上がるわけでもありません。





銀行間競争により、上げない!と言う決断をすることもあれば、





利上げ幅以上に上げる!と言う事もあるでしょう。





ただし、昨今ネット系銀行は0.1%単位での低金利競争をしているため





なかなかすぐに金利上昇はできないのでは?と思います。






  •  TIBOR連動





TIBORとは、銀行と銀行がお金を貸し借りする際に適用される金利のことを言い、地銀の一部が採用しています。





パッとネット検索したら、島根の山陰合同銀行、愛媛の愛媛銀行が採用していると出てきました。





マイナス金利解除だけでも銀行は影響してくるため、





こちらを採用している住宅ローンは影響があるかもしれません。






  • 長期プライムレート連動(長プラ)





長プラとは、銀行が1年を超える期間で大企業向けに融資する際の指標となる金利で10年物国債の金利にも連動します。





こちらは一部の地銀、信金、信用組合などが採用しています。





日銀は昨年から少しずつ金融緩和を縮小してきており、10年物国債の金利も上昇してきています。





さらにマイナス金利解除、利上げはもろに影響するため注意が必要です。





金利が上がりにくい順番で言うと①>②>③④かなと思います。 





(※最終的には銀行それぞれの経営判断です)





その他、





銀行のマイカーローンや学校の奨学金は①と②の合わせ技、





信販会社のマイカーローンは独自判断というのが多いです。





なんか話がすごいマニアック?笑





でも、金利等が同じ条件であれば「上がりにくい」金融機関を選びたいですよね!

















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